飲食店の厨房やストックヤードにいくとフリーザーや大型の冷凍冷蔵庫がタコ足の延長コードで接続されていたりします。
仕方がないことなのかもしれませんが実はかなり問題があることなのです。
なぜ、タコ足延長コードがダメなのか・・?
一般的にコンセントには100Vの電圧が来ているとみなさんは思っています。
実際テスターなので測ってみると「102V」とか少し100Vより多めに計測されます。
これは何も接続されていない場合です。これが延長コードで複数の厨房機器が接続されているコンセントだとどうなるでしょう・・?
「94V」と100Vにならない電圧が表示されます。
つまり容量の大きな機器類を家庭用の延長コードで複数つないだ結果「電圧降下」という現象を起こしているわけです。
よくあるのはそのコードに触れてみるとかなり熱くなっていて延長コードの元のコンセント付近が焦げている、という危険な場合もあります。
ひとつのラインにかかる容量には限界があってそれを超えると配電板のブレーカーが落ちるのでわかるのですが
ほとんどは気が付かないままで使用しているケースが多いわけです。
こんな場合も・・
ときどき「フリーザーが弱くなった気がする。」とかで点検を依頼されることがあります。
冷えているけど微妙に冷えが弱い気がする、とかの症状です。
以前、こんなケースがありました。
フリーザーの冷えが悪い、ということで点検に持ち帰ってテストしたところ別段異常が見つからずお客様のところへ戻して「異常は見られませんので様子をみてください。」ということになりました。
ところがすぐにクレームが入り「冷えない。」と怒ってらっしゃる。
どうもおかしい、いうことになり電源を探るとかなり長くて細い延長コードで使っていてしかもタコ足でいくつかの冷蔵庫とつながっていました。
電流も川の流れと同じで細くて長ければ流れが悪くなります。この場合、単独で太目のより線の延長コードでなるべく短い状態で使用することですぐに問題は解決しました。
知らぬ間に回りっぱなし、ということが・・
まずは配電盤の電気のラインを知っておくことが意外に大事です。
例えば電気の容量の容量の契約が60Aだとすると配電盤は15Aのブレーカーが4ラインか20Aブレーカーで3ラインになっているはずです。
そのライン別に電灯やエアコン、コンセントに振り分けられています。
でも別々のコンセントを使っていても元は同じライン、ということもあります。
電流系でみるとたくさん使っているラインとそうでないラインがわかります。
どうしても厨房機器が集まる場所のコンセントは集中して使用されるので負荷がかかりやすくなってしまいます。
必要な電力の供給量が足りなくて冷凍系など設定温度に達しないので延々とコンプレッサーが回りっぱなし、ということもあります。
これでは電気料金がかかって仕方がありません。
電気炊飯ジャーや電子レンジ、オーブンなどの電熱器はなるべく別のラインに振り分けて使ったほうがいいでしょう。
また古くなったフリーザーなどは力率が落ちて設定温度まで冷やしきれない状態になっていることがあります。
ときどき一定の温度に達したらコンプレッサーが止まっているかを確認する必要があります。
古いタイプの冷凍機器は消費電力が高いのでタコ足配線では正常に動作しない可能性があるので注意しましょう。